むしゃ‐ぞうし【武者草子】
武者絵をつづった草子。
むしゃ‐ぞうり【武者草履】
「武者草鞋(わらじ)」に同じ。
むしゃ‐ぞろえ【武者揃へ】
軍勢を整えること。せいぞろえ。「御出陣の—、味方を集むるふれ太鼓の」〈浄・五枚羽子板〉
むしゃ‐だいしょう【武者大将】
戦国時代、戦場で武士を指揮する武家の職名。
むしゃ‐だまり【武者溜まり】
軍勢の集合用に、城門の近くに設けられた広場。
むしゃ‐どころ【武者所】
1 院の御所を警備する武士の詰め所。また、その武士。 2 建武政府が設置した京都の警備機関。新田氏一族を中心に64人の武士で構成。
むしゃ‐にんぎょう【武者人形】
5月の端午(たんご)の節句に飾る武者姿の人形。兜(かぶと)人形。五月人形。《季 夏》
むしゃのこうじ‐せんけ【武者小路千家】
千家流茶道の分派の一。千宗旦の次男一翁宗守が、京都武者小路で官休庵1世を称したのに始まる。
むしゃのこうじ‐どおり【武者小路通り】
京都市上京区を東西に走る道路の呼び名。東の烏丸(からすま)通りから西の小川通りに至る、全長約500メートルの短い通り。武者小路千家の茶室(官休庵)がある。
むしゃ‐ばしり【武者走り】
1 城壁や城のまわりの土手の内側に設けた通路。また、天守閣の各層の外壁の内側に設けられた通路。 2 軍船の舳(へさき)から艫(とも)に通じる板縁。 3 江戸初期の劇場の舞台の橋懸かり。