むしゃ‐にんぎょう【武者人形】
5月の端午(たんご)の節句に飾る武者姿の人形。兜(かぶと)人形。五月人形。《季 夏》
むしゃのこうじ‐せんけ【武者小路千家】
千家流茶道の分派の一。千宗旦の次男一翁宗守が、京都武者小路で官休庵1世を称したのに始まる。
むしゃのこうじ‐どおり【武者小路通り】
京都市上京区を東西に走る道路の呼び名。東の烏丸(からすま)通りから西の小川通りに至る、全長約500メートルの短い通り。武者小路千家の茶室(官休庵)がある。
むしゃ‐ばしり【武者走り】
1 城壁や城のまわりの土手の内側に設けた通路。また、天守閣の各層の外壁の内側に設けられた通路。 2 軍船の舳(へさき)から艫(とも)に通じる板縁。 3 江戸初期の劇場の舞台の橋懸かり。
むしゃ‐ぶぎょう【武者奉行】
戦国時代、兵士を統率して軍の指揮をつかさどった役。
むしゃ‐ぶり【武者振り】
1 武士が鎧(よろい)・兜(かぶと)をつけた雄々しい姿。 2 武士にふさわしい態度や行動。
むしゃぶり‐つ・く
[動カ五(四)]《「むさぶりつく」の音変化》夢中でしがみつく。すがりついて、離れまいとする。「母親に—・いて泣く」 [補説]「武者振り付く」とも当てて書く。
むしゃ‐ぶるい【武者震い/武者振るい】
[名](スル)戦いや重大な場面に臨んで、興奮のためにからだが震えること。「スタートラインに立って、思わず—する」
むしゃ‐まど【武者窓】
武家屋敷で、表長屋の外壁に設けた、太い縦または横の格子の入った窓。武家窓。
むしゃ‐りんどう【武佐竜胆】
シソ科の多年草。本州中部以北の草原に自生。高さ15〜40センチ。茎は四角柱で、葉は対生し、線形でつやがある。夏、紫色の唇形の花が咲く。