さい‐しゅう【歳終】
1年の終わり。歳末。年末。
さい‐ばん【歳晩】
年の暮れ。歳末。年末。《季 冬》「—の月の明さを身にまとひ/汀女」
さい‐ぼ【歳暮】
1 年の暮れ。年末。歳末。せいぼ。 2 歳末の贈り物。せいぼ。「暑気見舞いや—などと云って」〈鉄腸・花間鶯〉
さく【朔】
1 月と太陽との黄経が等しくなる時。月は太陽と同じ方向にあり、地球に暗い半面を向けるので、見えない。新月。→望(ぼう) 2 太陰暦で、月の第1日。ついたち。 3 昔、中国で、天子が歳末に諸侯に与...
しゃかい‐なべ【社会鍋】
救世軍が歳末などに行う生活困窮者のための街頭募金運動。また、それに用いる鍋。慈善鍋。《季 冬》「伊達の娘がみて通りたる—/蛇笏」
しょう‐せん【商戦】
商売上の競争。商売合戦。「歳末—もたけなわ」
しわす‐ぼうず【師走坊主】
《歳末には忙しい世間から相手にされず、布施も少ないところから》やつれたみすぼらしい坊主。また、みすぼらしい身なりをした人のたとえ。「殊に—とて、(世間ノ人ガ)この月はいそがしさに取りまぎれ、親の...
しわす‐ろうにん【師走浪人】
《歳末には忙しい世間から相手にされないところから》落ちぶれてみすぼらしい浪人。また、みすぼらしい身なりをした人のたとえ。「引けば破れる、掴(つか)めば跡に師走坊主—」〈浄・阿波鳴渡〉
すす‐はらい【煤払い】
屋内のすす・ほこりを払い清めて、大掃除をすること。多く、正月を迎える準備として歳末(昔は12月13日)に行う。煤掃(すすは)き。《季 冬》「—終へ祖父の部屋母の部屋/立子」
せい‐ぼ【歳暮】
1 年の暮れ。年末。歳末。さいぼ。 2 (多く「お歳暮」の形で)世話になった人などに年末に贈り物をすること。また、その贈り物。《季 冬》「ひたすらに—使ひの急ぐなり/松浜」