おい‐らく【老いらく】
1 《「お(老)ゆ」のク語法「おゆらく」の音変化》年老いること。老年。「さくら花散りかひくもれ—の来むといふなる道まがふがに」〈古今・賀〉 2 (「らく」を「楽」の意にとって「老い楽」と書く)老...
おいらく‐の‐こい【老いらくの恋】
年老いてからの恋愛。昭和23年(1948)、68歳の歌人川田順が弟子と恋愛、家出し、「墓場に近き老いらくの、恋は怖るる何ものもなし」と詠んだことから生まれた語。
おうか‐しょう【桜花賞】
日本の競馬のクラシックレースの一。毎年4月に三歳牝馬(ひんば)により争われる。英国の千ギニー競走にならったもの。
おうざ‐せん【王座戦】
1 囲碁の七大タイトル戦の一。昭和28年(1953)創設。五番勝負で行われる。勝者には王座の称号が与えられ、連続10期以上タイトルを獲得した棋士は現役で、連続5期または通算10期獲得した棋士は現...
おうしゅう‐かいけいかんさいん【欧州会計監査院】
《European Court of Auditors》EU(欧州連合)の主要機関の一。EUの歳入・歳出および財務管理を監査し、年次報告書を作成する。委員は加盟国から1名ずつ選出される。所在地は...
おうとう‐き【桜桃忌】
昭和23年(1948)6月、39歳で愛人と入水自殺した小説家、太宰治の忌日。遺体が発見された6月19日を命日とし、墓のある東京都三鷹市の禅林寺で法要が行われる。作品「桜桃」による命名。《季 夏》...
おおくらしょう‐しょうけん【大蔵省証券】
政府短期証券の一。政府が一時的な資金不足を補うために発行した国債で、当該年度の歳入で償還しなければならなかった。現財務省証券。
おおみ‐たから【大御宝】
天皇の民。国民。「天の下の—の取り作れる奥つ御歳を」〈祝詞・広瀬大忌祭〉
おきな【翁】
能で、別格に扱われる祝言曲。翁・千歳(せんざい)・三番叟(さんばそう)の三人の歌舞からなり、正月初会や祝賀能などの最初に演じられる。翁役は白色尉(はくしきじょう)、三番叟役は黒色尉(こくしきじょ...
おしゃべりなかわいいくち【おしゃべりな可愛い口】
《原題、(ドイツ)Plappermäulchen》ヨーゼフ=シュトラウスのポルカ。1868年初演。ヨーゼフの10歳になる娘を題材とした作品。別邦題「おしゃべりな子供」。