ゆびわとほん【指輪と本】
《原題The Ring and the Book》ブラウニングによる長編詩。1868年から1869年にかけて刊行。全12巻。17世紀のイタリアで実際に起きた殺人事件の裁判記録を素材とした作品。
よこくされたさつじんのきろく【予告された殺人の記録】
《原題、(スペイン)Crónica de una muerte anunciada》ガルシア=マルケスの中編小説。1981年刊。コロンビアの村で実際に起きた殺人事件をもとに、犯行予告がありながら...
よ‐び【予備/預備】
1 必要なときのために、前もって用意しておくこと。また、そのもの。「—に少し余分に買っておく」「—のタイヤ」 2 犯罪の意思をもった者が、その実行に着手する直前までにする準備行為。内乱・殺人・強...
よ‐ぼう【予謀】
《premeditationの訳語》犯罪などを、前もって周到に計画すること。「—なき殺人」
らしょう‐もん【羅生門】
⇒羅城門(らじょうもん)
謡曲。五番目物。金春を除く各流。観世小次郎信光作。今昔物語などに取材。ワキ方中心の曲で、渡辺綱が羅生門にすむ鬼と戦い、鬼の片腕を斬(き)り落とす。
芥川竜之介の小...
リンゴォ‐キッドのきゅうじつ【リンゴォ・キッドの休日】
矢作俊彦のハードボイルド小説。横須賀で起きた殺人事件の真相を、神奈川県警の刑事二村永爾が追う。同じく二村刑事を主人公とする作品「陽のあたる大通り」と併せ、昭和53年(1978)に刊行。
るい‐るい【累累】
[ト・タル][文][形動タリ]積み重なっているさま。また、連なり続くさま。「—と横たわる死屍(しし)」「彼は—たる紅球灯の光を浴びて」〈芥川・開化の殺人〉
れいけつ【冷血】
《原題In Cold Blood》カポーティの長編小説。1966年刊。カンザス州で実際に起きた殺人事件を綿密な取材をもとに描いた作品。ノンフィクションノベルの初期の傑作。
ローズ【LAWS】
《lethal autonomous weapons systems》人工知能などが搭載されていて自律的に動き、標的を判断して殺傷する能力をもつロボット。ロボット兵器。キラーロボット。殺人ロボッ...
われまど‐りろん【割れ窓理論/破れ窓理論】
窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論。軽犯罪を取り締まることで、犯...