やすみ‐どの【安み殿】
《天下を安らかに治める御殿の意》天皇が政事を執る所。安殿(あんどの)。
やひろ‐どの【八尋殿】
広大な殿舎。「—を見立て給ひき」〈記・上〉
ゆき‐でん【悠紀殿】
大嘗祭(だいじょうさい)のとき、東方の祭場となる殿舎。→主基殿(すきでん)
ユスポフ‐きゅうでん【ユスポフ宮殿】
《Yusupovskiy dvorets/Юсуповский дворец》ロシア連邦北西部、レニングラード州の都市サンクトペテルブルグにある宮殿。モイカ川に面するため、モイカ宮殿とも呼ばれる...
ゆ‐どの【湯殿】
1 入浴するための部屋。浴室。風呂場。 2 入浴すること。「御—すべき時もなりぬれば」〈宇津保・蔵開上〉
ゆば‐どの【弓場殿/弓庭殿】
1 天皇が射技を見るために弓場に面して設けられた御殿。ゆみばどの。いばどの。 2 平安京内裏校書殿(きょうしょでん)の異称。また、その東庇(ひがしびさし)の北二間。
ゆめ‐どの【夢殿】
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町にある法隆寺東院の正堂。天平11年(739)ころ行信の創建になる八角堂で、本尊の救世観音(くせかんのん)立像とともに国宝。
よ‐どの【夜殿】
寝所。寝室。「置く霜の暁起きを思はずは君が—に夜離(が)れせましや」〈後撰・恋五〉
よる‐の‐おとど【夜の御殿】
1 清涼殿内の天皇の御寝所。朝餉(あさがれい)の間の東隣にある。よるのおまし。よんのおとど。 2 中宮あるいは東宮の御寝所。また、貴人の寝所。「日一日下に居くらして…、—に入らせ給ひにけり」〈枕...
よん‐の‐おとど【夜の御殿】
「よるのおとど」の音変化。「—に入らせ給ひても」〈太平記・四〉