ぼいん‐ちょうわ【母音調和】
一つの語形の中に現れる母音の配列に一定の共存の法則が認められる現象。例えば、トルコ語で、一語の中には、前舌母音、または後舌母音だけしか現れないが、このような事例を母音調和という。古代日本語にも、...
ぼ‐えき【母液】
溶液中から、溶質の結晶したもの、または沈殿物を取り去った残りの液。
ぼ‐かく【母核】
細胞分裂をする前の細胞の核。分裂後のものを娘核(じょうかく)とよぶのに対していう。
ぼ‐かん【母艦】
航空機・潜水艦などの移動基地となり、兵器・燃料などの補給や兵員の休養などの設備をもつ軍艦。「航空—」
ぼが‐けんさ【母蛾検査】
蚕の微粒子病の母卵伝染を防ぐため、産卵を終えた母蛾をすりつぶし、顕微鏡で微粒子病の胞子の有無を検査すること。見つかればその母蛾の卵は焼却する。
ぼ‐がん【母岩】
鉱床あるいは貫入岩体の周りの岩石。特定の鉱物を含む岩石。また、風化した土砂に対して、その元の岩石。
ぼ‐き【母機】
1 より小型の航空機やミサイル等の装備を搭載した航空機。「ミサイル—」 2 航空機を改造する際に、改造の土台となる先行機種をいう。 3 ⇒マザーマシン
ぼ‐ぎ【母儀】
1 母たる者としての模範。 2 ははぎみ。ははご。母堂。「関東より—大宮院にたづね申しけるに」〈神皇正統記・亀山院〉
ぼ‐けい【母型】
活字を鋳造するときに、活字の字面(じづら)の突出部を形成するために用いる金属製の雌型。製作法により、打ち込み母型・彫刻母型・電鋳母型の3種がある。字母。
ぼ‐けい【母系】
1 母方の血筋をたどった系統。また、その系統に属すること。⇔父系。 2 家系が母方の系統で相続されること。「—家族」⇔父系。