ぼけい‐しゃかい【母系社会】
母親の系統によって家族・血縁集団が組織されている社会。父親は子に法的権利をもたず、地位の継承や財産の相続は、母の兄弟からその甥(おい)へと伝えられる。ふつう集団の統制権は男子にあり、母権制とは異なる。
ぼ‐けん【母権】
1 母親としての権利。 2 母親が家族の成員に対して持っている権威・権力。
ぼけん‐せい【母権制】
家族や親族集団の支配権を女性がもっている社会制度。19世紀に、人類社会の進化史上で、家父長制または父権制に先行したと提唱されたが、その存在は否定されている。→母系社会
ぼ‐こう【母后】
皇太后。ははきさき。
ぼ‐こう【母校】
その人が学んで卒業した学校。出身校。 [補説]現在学んでいる学校についていうこともある。
ぼ‐こう【母港】
その船舶が本拠地としている港。また、出航してきた港。
ぼ‐こく【母国】
自分の生まれ育った国。祖国。故国。 [用法]母国・祖国・故国——「四〇年ぶりに母国(祖国・故国)の土を踏んだ」のような場合はともに用いられる。◇「母国」は自分の生まれた国。主として外国に住んでい...
ぼこく‐ご【母国語】
自分の国の言語。
ぼ‐ご【母語】
1 《mother tongueの訳語》人が生まれて最初に習い覚えた言語。 2 同じ系統に属する諸言語が共通の源とする言語。フランス語・イタリア語などに対するラテン語の類。祖語。
ぼ‐さいぼう【母細胞】
細胞分裂が起こる前の細胞。→娘細胞