かんのう‐の‐じょうらん【観応の擾乱】
観応年間、足利尊氏とその弟直義(ただよし)の政争。一時和睦したが、観応3年(1352)直義は鎌倉で毒殺された。
くろとかげ【黒蜥蜴】
広津柳浪の小説。明治28年(1895)発表。醜女お都賀が無頼の舅(しゅうと)を毒殺し、自殺するまでの人生を描いた、深刻小説の代表作。
シモン‐ボッカネグラ【Simon Boccanegra】
ベルディのイタリア語によるオペラ。全3幕。1857年初演。アントニオ=ガルシア=グティエレスの同名の戯曲に基づく。14世紀、ジェノバ共和国の初代総督に平民派から選出されたボッカネグラが、政敵であ...
ていぎん‐じけん【帝銀事件】
昭和23年(1948)1月、東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店に現れた男が、伝染病予防のためと称して青酸カリの溶液を飲ませて12名を毒殺、現金などを奪った事件。犯人とされた平沢貞通は犯行を否認した...
テレーズ‐デスケルー【(フランス)Thérèse Desqueyroux】
モーリアックの小説。1927年刊。大地主と愛のない結婚をした女性テレーズが夫を毒殺しようとして未遂に終わり、自由と孤独の宿命を負って夫と別れるまでを描く。
とうかいどうよつやかいだん【東海道四谷怪談】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。4世鶴屋南北作。文政8年(1825)江戸中村座初演。塩冶(えんや)家の浪人民谷伊右衛門は、仲間とともに立身のために妻お岩の毒殺をはかり、憤死させるが、その怨霊にたたら...
どく【毒】
[音]ドク(呉) [学習漢字]5年 1 生命や健康を害するもの。「毒殺・毒蛇・毒素・毒薬/煙毒・解毒(げどく)・鉱毒・消毒・胎毒・丹毒・中毒・病毒・服毒・防毒・猛毒・有毒」 2 害を与える。ひど...
どく‐がい【毒害】
[名](スル)毒を飲ませて殺すこと。毒殺。「御遺子をば陰(ひそか)に—し」〈紅葉・不言不語〉
ハムレット【Hamlet】
シェークスピアの四大悲劇の一。5幕。1602年ごろ初演。デンマークの王子ハムレットが、父王を毒殺して王位に就き、母を妃とした叔父に復讐する物語。ハムレットはその思索的な性格のために悩み、恋人オ...
フェノール【phenol】
1 ベンゼン環・ナフタレン環などに水酸基が直接結合した化合物の総称。 2 ベンゼンの水素原子1個が水酸基で置換された化合物。コールタールや石油の分留によって得られる、独特の臭気のある無色の結晶。...