け‐がわ【毛皮/毛革】
1 毛がついたままの獣の皮。「—のコート」《季 冬》 2 漢字の構成部分の一。「皰(ほう)」「皺(しゅう)」などの「皮」の称。皮(ひ)の皮(かわ)。
けがわさん【毛皮さん】
《原題、(オランダ)Het Pelsken》⇒毛皮をまとったエレーヌフールマン
けがわをまとったエレーヌフールマン【毛皮をまとったエレーヌフールマン】
《原題、(オランダ)Hélène Fourment met een bontmantel》ルーベンスの絵画。板に油彩。ルーベンスの2番目の妻エレーヌをビーナスに見立てて描いた作品。ウィーン、美術...
け‐ぎらい【毛嫌い】
[名](スル)《鳥獣が、相手の毛並みによって好き嫌いをするところから》これという理由もなく、感情的に嫌うこと。わけもなく嫌うこと。「演歌を—する」
け‐ぎり【毛切り】
1 茶の湯釜で、胴と底との境目にある細い1本の筋目。 2 魚のうろこを落とさないで、そのまま胴切りにすること。特に、鯉(こい)にいう。「鯉の—のかばやきの」〈浮・乙女織〉
け‐ぎれ【毛切れ】
1 毛がすり切れること。 2 毛でこすられて皮膚に傷のつくこと。また、その傷。 3 鎧(よろい)の威(おどし)の糸がすり切れること。「—のしたる鎧(よろひ)着せ」〈幸若・屋島軍〉
け‐ぎわ【毛際】
毛の生えぎわ。
け‐ぐつ【毛沓】
騎馬・狩猟用の毛皮製のくつ。鹿・猪(いのしし)などの毛皮で作った。
け‐ぐるま【毛車】
「糸毛の車」に同じ。「わが—に乗りて帰りにけり」〈愚管抄・六〉
け‐ご【毛仔/毛子】
孵化(ふか)したばかりの稚魚。特に、コイ・キンギョなどの養殖魚についていう。