いちまつ‐あみ【市松編み】
表編みと裏編みとで市松模様を表した毛糸の編み方。また、その編み物。
いち‐もう【一毛】
1 ひと筋の毛。転じて、きわめて軽いもの。わずかのもの。「九牛の—」 2 長さ・重さや割合などの単位。→毛(もう) 3 「一毛作」の略。
いち‐もつ【逸物】
群を抜いて優れているもの。特に、犬・牛・馬、または人などにいう。いちもち。いちぶつ。いつぶつ。「犬は三頭が三頭ながら、大きさも毛なみも一対な茶まだらの—で」〈芥川・偸盗〉
いちもん‐きなか【一文半銭】
「いちもんはんせん(一文半銭)」に同じ。→半銭(きなか)「いい出しちゃア、—まけひきはありゃせん」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
いちもんじ‐さんこう【一文字三光】
紋所の名。一文字の下に三つの星を三角形に置いたもの。毛利家の紋など。一文字三星(みつぼし)。
いちもん‐ふち【一文不知】
文字を1字も読み書きできないこと。「—のやつがれなれば」〈滑・膝栗毛・発端〉
いち‐らく【一落】
1 事がひとまず落着すること。一段落。「—語りて、一ぷくふかして」〈総生寛・西洋道中膝栗毛〉 2 一度没落すること。「一栄—」 3 一つの事件。一件。「この—は今日が日まで、わざと父御へ知らしま...
いっき‐に【一気に】
[副] 1 途中で休まずに物事をするさま。いっぺんに。「—駆け抜ける」 2 《近世上方語》すぐに。じきに。「乗るなら早う乗らんせ、—出すさかひ」〈滑・膝栗毛・六〉
いっすん‐のがれ【一寸逃れ】
その場だけをつくろって、一時的に逃れようとすること。当座逃れ。一時逃れ。「帰国(けへ)ッてから返すと、—にごまかして」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
いっ‐ちょう【一張】
弓・弦楽器・幕・毛皮など一つ。→張