ひかり‐も【光藻】
ヒカリモ科の黄色植物。淡水産の藻で、水槽や洞穴内の水たまりなどに生じる。単細胞からなり、1本の鞭毛(べんもう)で水中を泳ぐときと、鞭毛を失い球形になるときとがある。レンズ状の葉緑体が光を反射する...
ひき‐あ・う【引(き)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに引っ張る。引っ張り合う。「ロープを—・う」 2 取引をしてもうけがある。収支がつりあう。「—・わない商売」 3 苦労や努力をしただけのことがある。割に合う。「さんざ...
ひきずり‐こ・む【引き摺り込む】
[動マ五(四)] 1 引きずって内へ入れる。「家の中に—・む」 2 無理に仲間に誘い入れる。しいて参加させる。「争いの渦中に—・まれる」 3 不法に他人の物を横取りする。「地代店賃—・むと」〈滑...
ひき‐そろ・える【引き揃える】
[動ア下一][文]ひきそろ・ふ[ハ下二]2本以上の糸を揃えて、より合わせずに1本の糸のように扱う。「毛糸を—・えて編む」
ひき‐まゆ【引(き)眉】
眉毛を剃(そ)ったあとや薄い眉毛の上に、墨などで描いた眉。引き眉毛。
ひげ【髭/鬚/髯】
1 人、特に男性の口の上やあご・ほおのあたりに生える毛。 2 動物の口のまわりに生える長い毛状の突起物。また、昆虫の口器にみられる二対の細い突起物。 3 1や2を思わせる形状のもの。「巻き—」「...
ひげ‐がに【鬚蟹】
ヒゲガニ科の甲殻類。やや深い海の砂底に潜ってすむ。甲は縦長の楕円形で、甲長約3.5センチ。触角は長く、体表は柔らかい毛で覆われる。本州中部以南に分布。
ひげやぐら【髭櫓】
狂言。夫の自慢の大髭を嫌っていた妻が、近所の女房たちと大毛抜きをもって攻めてくる。夫はひげの周囲に櫓をつけて防戦するが、敗れて抜き取られる。
ひこさんごんげんちかいのすけだち【彦山権現誓助剣】
浄瑠璃。時代物。11段。梅野下風・近松保蔵合作。天明6年(1786)大坂東の芝居初演。吉岡一味斎の娘お園が、許婚(いいなずけ)の毛谷村六助(けやむらろくすけ)の助けで、父の敵京極内匠を討つ話。9...
ひこ‐ず・る【引こづる】
[動ラ四]力を入れて引く。無理に引っぱる。ひきずる。「こいつめをまづ、—・っていけ」〈滑・続膝栗毛・九〉