もくず‐がに【藻屑蟹】
イワガニ科のカニ。甲は丸みのある四角形で、甲幅6センチくらい。全体に緑褐色。はさみ脚に長い毛が密に生えている。内湾の砂浜や川沿いの湿地にすみ、川にすむものは秋に海岸まで下って産卵する。肺吸虫の第...
もぐら【土竜/鼹鼠】
1 モグラ科の哺乳類。体長約15センチで尾は短い。毛は黒褐色のビロード状。地中にすみ、目は退化している。前足は大きくシャベル状で、地表近くをトンネルを掘って進み、ミミズなどを食べる。本州・四国・...
モケット【moquette】
梳毛糸(そもうし)を用いて表面にけばを密に直立させた織物。また、それに似た合繊の織物。椅子(いす)張りなどに用いる。
もしゃ‐くしゃ
[副](スル)「むしゃくしゃ
」に同じ。「胸の中が—して」〈谷崎・異端者の悲しみ〉
[名]「むしゃくしゃ
」に同じ。「夫の腹の底に在る—を殺(そ)いで」〈露伴・五重塔〉
[形動]「もじゃも...
もしゃ‐もしゃ
[副](スル) 1 「もじゃもじゃ」に同じ。「—した髪の毛」 2 「むしゃくしゃ
」に同じ。「怨みとも憤とも区別のつかないように—した心持ちが蘇返って来て」〈宮本・禰宜様宮田〉
もじゃ‐もじゃ
[副](スル)乱雑にたくさん生えているさま。「胸毛の—した、たくましい男」
[形動]
に同じ。「風で—な(の)髪」 [アクセント]
はモジャモジャ、
はモジャモジャ。
モスリン【(フランス)mousseline】
梳毛(そもう)織物の一。薄手で柔らかな平織りの毛織物。綿製のものは綿モスリンという。メリンス。モス。唐縮緬(とうちりめん)。 [補説]「毛斯綸」とも書く。
モスル【Mosul】
イラク北部の商業都市。チグリス川南岸にある。古くから隊商交易路の要衝で、羊毛・農産物の集産地として繁栄。中世以降は織物の生産地として知られた。人口、行政区280万(2009)。アル‐マウシル。
もち‐つつじ【黐躑躅】
1 ツツジ科の常緑低木。低山地に自生。葉は楕円形で質が薄い。春、紅紫色の漏斗状の花を開き、花びら上面に濃紅色の斑点がある。萼(がく)や花柄には腺毛が多く、粘る。ねばつつじ。 2 襲(かさね)の色...
モチーフ【(フランス)motif】
《「モティーフ」とも》 1 文学・美術などで、創作の動機となった主要な思想や題材。 2 音楽で、固有の特徴・表現力をもち、楽曲を構成する最小単位となる音型。動機。 3 毛糸編みやレース編みで、い...