やぶ‐むらさき【藪紫】
シソ科の落葉低木。山地に生え、葉や花に毛が密生。葉は長楕円形で先がとがり、対生する。夏、葉の付け根に淡紫色の小花を密につけ、実は熟すと紫色になり、ムラサキシキブに似る。宮城県以南に分布。
やま‐あらし【山荒/豪猪】
齧歯(げっし)目ヤマアラシ科の哺乳類の総称。頭胴長35〜90センチ、尾長17〜23センチ。体の上面に針状の中空の剛毛が生えている。敵が近づくと体を震わせて音をたてたり、毛を逆立てたりして身を守る...
やまい‐づか・す【病付かす】
[動サ四] 1 病気にかからせる。また、悩ます。苦します。「何ぢゃい、おどれ—・しくさるな」〈滑・膝栗毛・八〉 2 因縁をつける。悪口をいう。「わりゃでんどへは出られぬ身分ぢゃあらふがな、と—・...
やま‐うるし【山漆】
ウルシ科の落葉小高木。山地に生え、ウルシより小形。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉で、枝先に集まって互生し、秋に紅葉する。雌雄異株。6月ごろ、黄緑色の小花が円錐状につく。実はやや丸く、黄褐色の毛が密生。
やまぐち【山口】
中国地方西部の県。もとの長門(ながと)・周防(すおう)の2国にあたる。人口145.1万(2010)。 山口県中央部の市。県庁所在地。中世、大内氏が京都を模した町を建設し発展。幕末に萩から毛利...
やま‐こうもり【山蝙蝠】
ヒナコウモリ科の哺乳類。体長6〜8センチ、毛は褐色でビロード状。飛ぶのが速く、主に昆虫を食べる。樹洞などをねぐらとする。日本・朝鮮半島・中国に分布。
やまざき‐の‐たたかい【山崎の戦い】
天正10年(1582)中国征討中の羽柴秀吉が本能寺の変を知って毛利氏と和議を結んで引き返し、山城の山崎で明智光秀を破った戦い。秀吉の全国制覇の緒戦となった。
やまし・い【疚しい/疾しい】
[形][文]やま・し[シク]《動詞「や(病)む」の形容詞化》 1 良心がとがめる。後ろめたい。「何も—・いことはしていない」 2 病気であるような気がする。気分が悪い。〈和英語林集成〉 3 不満...
やま‐じそ【山紫蘇】
シソ科の一年草。日当たりのよい地に生え、高さ約30センチ。茎は紅紫色を帯び、毛がある。葉は対生し、卵形。9〜10月、淡紅色の花を穂状につける。
やま‐つつじ【山躑躅】
ツツジ科の半落葉低木。山野に生え、葉は楕円形で両面に毛があり、枝先に集まってつく。初夏、朱赤色か紅紫色の漏斗状の花をつける。多くの変種がある。につつじ。《季 春》