け‐かび【毛黴】
接合菌類ケカビ科のカビの総称。パン・餅(もち)、草食動物の糞(ふん)などに生じる。菌糸は白く、毛状でつやがある。《季 夏》
け‐がき【毛描(き)/毛書(き)】
[名](スル) 1 日本画で、人物の毛髪や鳥獣などの毛を細い線で描くこと。また、その部分。 2 (毛書き)仮面の毛髪や眉(まゆ)などを筆で描くこと。また、その部分。
けがき‐ふで【毛描(き)筆】
毛描き用の穂先の細い筆。
け‐がに【毛蟹】
クリガニ科の海産のカニ。甲は丸みを帯びた四角形。甲長約10センチ。橙(だいだい)色の体全体に長い剛毛が生えている。北海道以北に分布。肉は美味で食用。おおくりがに。
け‐がり【毛刈(り)】
ヒツジなどの毛を短く刈ること。
け‐がわ【毛皮/毛革】
1 毛がついたままの獣の皮。「—のコート」《季 冬》 2 漢字の構成部分の一。「皰(ほう)」「皺(しゅう)」などの「皮」の称。皮(ひ)の皮(かわ)。
けがわさん【毛皮さん】
《原題、(オランダ)Het Pelsken》⇒毛皮をまとったエレーヌフールマン
けがわをまとったエレーヌフールマン【毛皮をまとったエレーヌフールマン】
《原題、(オランダ)Hélène Fourment met een bontmantel》ルーベンスの絵画。板に油彩。ルーベンスの2番目の妻エレーヌをビーナスに見立てて描いた作品。ウィーン、美術...
け‐ぎらい【毛嫌い】
[名](スル)《鳥獣が、相手の毛並みによって好き嫌いをするところから》これという理由もなく、感情的に嫌うこと。わけもなく嫌うこと。「演歌を—する」
け‐ぎれ【毛切れ】
1 毛がすり切れること。 2 毛でこすられて皮膚に傷のつくこと。また、その傷。 3 鎧(よろい)の威(おどし)の糸がすり切れること。「—のしたる鎧(よろひ)着せ」〈幸若・屋島軍〉