け‐むし【毛虫】
1 チョウやガの幼虫で、体に毛の多いものの俗称。《季 夏》「みじか夜や—の上に露の玉/蕪村」 2 嫌われ者のたとえ。
けむし‐まゆ【毛虫眉】
太く濃い、毛虫のようなまゆ。げじげじまゆ。
け‐もの【獣】
《毛物の意》獣類。けだもの。
け‐もも【毛桃】
桃の一品種。日本在来のもので、果実は小さくて堅く、毛深い。観賞用。
け‐やき【毛焼(き)】
1 鳥の羽毛をむしったあと、肌に残った毛を火で焼くこと。 2 「毳(けば)焼き」に同じ。
け‐やり【毛槍/毛鑓】
先端に鳥毛の飾りをつけた槍。大名行列の先頭などで振り歩くもの。
ケラチン【(ドイツ)Keratin】
硫黄を含んだたんぱく質。毛髪・つめ・角・羽毛などの主成分。
け‐るい【毛類】
毛皮・毛織物の総称。「—は猩々緋(しゃうじゃうひ)の百間続き」〈浮・永代蔵・六〉
けわた‐がも【毛綿鴨】
カモ科の鳥。全長約56センチ。雄はくちばしと額が橙(だいだい)色、頭が薄い青、ほおが緑、胸が黄色、背と腹が黒い。雌は全体に茶色。太平洋・大西洋北部に分布。広くは、北極圏を中心に分布する4種の総称...
毛(け)を以(もっ)て馬(うま)を相(そう)す
《「塩鉄論」利議から。毛並みだけを見て馬のよしあしを判断する意》物事の価値を外見だけで判断することのたとえ。