ふりゅう‐おどり【風流踊り】
中世芸能の風流(ふりゅう)から起こった舞踊。華やかな衣装を身につけ、笛・鼓・太鼓の音に合わせて大勢で踊るもの。民俗芸能の念仏踊り・雨乞い踊り・盆踊り・獅子舞などの源となった。 [補説]令和4年(...
ブズキ【(ギリシャ)bouzouki】
《「ブズーキ」とも》ギリシャの民俗楽器。梨(なし)形の胴にフレット付きの細く長い棹(さお)をもつリュート型撥弦(はつげん)楽器。金属弦をプレクトラム(ピック)で奏する。
ブルターニュ【Bretagne】
フランスのブルターニュ半島を占める地方(レジオン)。地方政府所在地はレンヌ。5世紀にブリタニア(英国)からケルト系のブルトン人が移住、独特の古い民俗とケルト語を残す。英語名ブリタニー。
ぶんか‐ざい【文化財】
1 文化活動の結果として生み出されたもので、文化的価値を有するもの。 2 文化財保護法で、保護の対象とされるもの。有形文化財・無形文化財・民俗文化財・記念物・文化的景観・伝統的建造物群の6種がある。
ぶんや‐ぶし【文弥節】
1 古浄瑠璃の流派の一。延宝(1673〜1681)のころ、大坂の岡本文弥が創始。哀調を帯びた旋律が特徴で、泣き節といわれて人気を博したが、宝永年間(1704〜1711)には衰滅。 2 民俗芸能と...
ほう‐か【放下】
[名](スル) 1 投げ捨てること。ほうげ。「机の上の物を取っては、またすぐに—しなどしていた」〈鴎外・魚玄機〉 2 一切を捨て去ること。ほうげ。「生命をさえ—し終ろうとしたほどだったが」〈山本...
ぼぜ
鹿児島県の悪石島で、盆の行事に現れる、仮面をかぶりビロウの葉を全身につけた神。人々に赤土をつけて悪霊をはらう。 [補説]国指定の重要無形民俗文化財。また、平成30年(2018)「来訪神 仮面・仮...
まつ‐ばやし【松囃子/松拍子】
1 室町時代に盛行した初春の祝福芸。唱門師(しょうもんじ)などの専業芸人のほか、村人・町人・侍などが、幕府や諸邸を回って種々の芸能を演じ、祝い言を述べたもの。現在も民俗芸能として九州に残る。 2...
マリネーラ【(スペイン)marinera】
8分の6および4分の3の混合拍子をとるペルーの民俗舞曲。以前はチレーナと呼ばれたが、1870年代にペルーの海軍(marina)をたたえる意味で、この名に改められた。
まれ‐びと【客/賓/客人】
《まれに来る人の意》 1 民俗学で、異郷から来訪する神をいう。人々の歓待を受けて帰ると考えられた。折口信夫の用語。 2 「まろうど」に同じ。「—の饗応なども」〈徒然・二三一〉