だいにちどう‐ぶがく【大日堂舞楽】
秋田県鹿角(かづの)市八幡平(はちまんたい)の大日霊貴(おおひるめむち)神社(大日堂)で、正月2日に行われる舞楽。養老2年(718)に始まるとされる。国の重要無形民俗文化財、またユネスコの無形文...
だいもく‐おどり【題目踊(り)】
民俗芸能の一。太鼓などに合わせて法華経の題目を唱えながら踊る集団舞踊。京都市左京区涌泉寺ほか数か所に伝わる。
だいもく‐たて【題目立】
奈良県奈良市上深川(かみふかわ)町の八柱(やはしら)神社に伝わる民俗芸能。宮座入りした数え年17歳の若者を中心に演じられる語り物。国の重要無形民俗文化財、またユネスコの無形文化遺産。
ちゃぐちゃぐ‐うまこ【ちゃぐちゃぐ馬こ】
《「ちゃぐちゃぐ」は馬の鈴の音から》岩手県滝沢市にある鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社で行われる祭り。色鮮やかに飾り立て大小の鈴を付けた農耕馬を神前に集め、日頃の労をねぎらい、無事息災を祈る。参...
ちゃっ‐きら‐こ
神奈川県三浦市三崎で小正月に行われる行事。晴れ着を着た少女たちが家々を巡って踊るもの。名称は、踊り手が持つこきりこの音にちなむとされる。国の重要無形民俗文化財、またユネスコの無形文化遺産。
ツィンバロム【(ハンガリー)cinbalom】
《「ツィンバロン」とも》主にジプシー(ロマ)が用いるハンガリーの民俗楽器。ヨーロッパでダルシマーと総称される楽器の類。→ダルシマー
でん‐がく【田楽】
1 初め民間の農耕芸能から出て、平安時代に遊芸化された芸能。田植えのときに、田の神を祭って歌い舞ったのが原形で、鎌倉時代から室町時代に流行、専業の田楽法師も出た。能楽のもとである猿楽(さるがく)...
としどん
甑島(こしきしま)列島の下甑島(しもこしきしま)で大晦日に行われる行事。高い鼻の面と蓑(みの)を身につけた祝神が家々をまわり、子供の怠惰を戒め、餅を与える。国の重要無形民俗文化財、またユネスコの...
とりげ‐うち【鳥毛打ち】
岐阜県飛騨地方に伝わる民俗芸能。一文字笠や鶏の毛笠をかぶり、締め太鼓や鉦(かね)を打ちながら、笛などに合わせて大勢で踊る。
どぞく‐がく【土俗学】
民族学・民俗学の旧称。