はんスラブ‐しゅぎ【汎スラブ主義】
スラブ系諸民族の連合・統一をめざした思想・運動。バルカン半島や東欧におけるスラブ民族の、トルコやオーストリアの支配からの解放運動として始まり、19世紀後半、ロシアの南下政策と結びつき、ドイツ‐オ...
バアス‐とう【バアス党】
《(アラビア)al-Bàth》第二次大戦後、アラブ諸国に誕生したアラブ民族主義を標榜する政党。シリア・イラクの党は互いに対立しながらもそれぞれ政権を握った。レバノン・ヨルダンなどでも活動している...
バウツェン【Bautzen】
ドイツ東部、ザクセン州、ラウジッツ地方の工業都市。シュプレー川沿いに位置し、チェコとポーランドの国境に近い。1949年から1990年まで旧東ドイツに属した。少数民族であるソルブ人が多く居住するこ...
バシコルトスタン【Bashkortostan】
ロシア連邦にある22の共和国の一。ウラル山脈南部西麓に位置する。基幹民族はイスラム教徒のバシキール人だが多数派ではない。石油・石炭・天然ガスなどの資源が豊富。首都はウファ。
バック‐ハー【Bac Ha】
ベトナム北部、ラオカイ省の町。サパの北東約100キロメートルの山間に位置する。花モン族をはじめとする山岳少数民族が居住。毎週日曜日に花モン族のほか、フーラー族、黒ザオ族、タイ族などが集まる市が開...
ばとう‐きん【馬頭琴】
モンゴルの民族楽器。2弦の擦弦楽器で、弦・弓とも馬の毛を用い、胴は台形、棹(さお)の先端に馬の頭部の彫刻がある。
バビロニア【Babylonia】
《バビロンの地の意》西アジア、メソポタミア南東部、チグリス・ユーフラテス川の中・下流域地方の称。世界最古の文明の発祥地。シュメール人の文化のもとに、シュメール・アッカド2民族の共生が進み、アッカ...
バファタ【Bafatá】
ギニアビサウ中部の都市。ジュバ川中流に位置する。同国第二の規模をもつ。民族解放運動の指導者アミルカル=カブラルの生地。
バラモン‐きょう【バラモン教】
古代インドで、バラモン階級を中心として行われた民族宗教。ベーダ聖典を根本として複雑な祭式規定を発達させた。インドの哲学観念や社会制度の強固な基盤となった。
バリスカン‐ぞうざんうんどう【バリスカン造山運動】
《ドイツのザクセンに住んでいた民族名(ラテン)Varisciに由来》古生代後期に中部ヨーロッパを中心にして起こった造山運動。これにより、イギリス南部からフランス・ドイツにわたる地域とイベリア半島...