やまと‐だましい【大和魂】
1 日本民族固有の精神。勇敢で、潔いことが特徴とされる。天皇制における国粋主義思想、戦時中の軍国主義思想のもとで喧伝された。 2 日本人固有の知恵・才覚。漢才(からざえ)、すなわち学問(漢学)上...
やまと‐みんぞく【大和民族】
日本人を構成する、主たる民族。
やまと‐むね【大和棟】
奈良県・大阪府河内地方・三重県伊賀地方で行われた民家の一形式。急な勾配の藁葺(わらぶ)き屋根の両妻部分を瓦葺きにして、一段低く緩勾配の屋根を設けたもの。高塀造(たかへづくり)。
やまなか‐ぶし【山中節】
石川県の山中温泉地方でうたわれる民謡。盆踊り甚句から出て、浴客相手の座敷歌に変わった。
やま‐ねんぐ【山年貢】
江戸時代の小物成(こものなり)の一。農民個人や村の所有する山を対象に一定額が賦課された。
やま‐の‐かみ【山の神】
1 山を守り、支配する神。多く、女性神として信仰され、農民・狩猟民・鉱業者などに祭られる。→田の神 2 妻のこと。特に、結婚してから何年もたち、口やかましくなった妻。 3 カジカ科の淡水魚。頭部...
やま‐の‐ひ【山の日】
国民の祝日の一。8月11日。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。平成28年(2016)から実施。
やまぶきのはな【山吹の花】
豊島与志雄の短編小説。昭和28年(1953)、「群像」誌に発表。同作を表題作とする小説集は、昭和29年(1954)刊行で、ほかに「どぶろく幻想」「庶民生活」などの作品を収める。
やま‐べ【山部】
大化前代、朝廷直轄領の山林を守るのを職とした部民(べみん)。→海部(あまべ)
やみのおく【闇の奥】
《原題Heart of Darkness》コンラッドの中編小説。1899年発表。欧州文明による植民地支配を主題とする。