きげん‐とり【機嫌取り】
人の気に入るような言動をすること。また、その人。ごきげんとり。
機嫌(きげん)を取(と)・る
人の気分を慰めやわらげるようにする。人の気に入るような言動をする。
気褄(きづま)を合(あ)わ・す
相手が気に入るように調子を合わせる。機嫌をとる。
きょくがく‐あせい【曲学阿世】
《「史記」儒林伝から》学問上の真理をまげて、世間や権力者の気に入るような言動をすること。「—の徒」
けいあん‐ぐち【桂庵口】
双方に気に入るように言葉巧みに言うこと。仲人口(なこうどぐち)。桂庵言葉。「お花三文、嘘八百、—の口入所は縁談の世話」〈滑・浮世床・初〉
げい‐ごう【迎合】
[名](スル)自分の考えを曲げてでも、他人の気に入るように調子を合わせること。「権力に—する」
心(こころ)染(そ)・む
深く心にとまる。気に入る。「さこそげに君なげくらめ—・めし山の紅葉を人に折られて」〈右京大夫集〉
こころ‐づき【心付き】
[名・形動ナリ]気に入ること。心にかなうこと。また、そのさま。「—に見えん人に見合はば、それに引き移りなん」〈今昔・二八・一〉
心(こころ)留(と)ま・る
1 ある物に強く心が引かれる。気に入る。「山水に—・り侍りぬれど」〈源・若紫〉 2 あきらめきれなくなる。未練が残る。「—・ることなくて、極楽にも心清く参り侍るべき」〈栄花・鶴の林〉
心(こころ)に入(い)・る
(「入る」が四段活用の場合) 1 心に深くしみる。「何故(なにゆゑ)か思はずあらむ紐(ひも)の緒の—・りて恋しきものを」〈万・二九七七〉 2 気に入る。心にかなう。「なのめならず—・りて思ひい...