とうせいしょせいかたぎ【当世書生気質】
坪内逍遥の小説。明治18〜19年(1885〜1886)刊。小町田粲爾(こまちださんじ)という書生と芸妓との恋愛を中心に、当時の書生風俗の諸相を写実的に描き、「小説神髄」の理論の実践化を図ったもの。
ぶし‐かたぎ【武士気質】
いかにも武士らしい気風。さむらいかたぎ。
むかし‐かたぎ【昔気質/昔堅気】
[名・形動]古くから伝わるものを頑固に守り通そうとする気風であること。また、そのさま。「—な(の)職人」
むすめ‐かたぎ【娘気質】
いかにも若い娘らしい気質。
めいじん‐かたぎ【名人気質】
「名人肌」に同じ。
ろうさい‐かたぎ【労瘵気質】
労瘵の気味。無気力な症状。「この御坊に昼夜おびやかされて、—になりけるが」〈浮・一代女・六〉