け‐どら◦れる【気取られる】
[連語]《動詞「けど(気取)る」+受身の助動詞「れる」》「気取る1」に同じ。「思惑を—◦れる」
け‐ど・る【気取る】
[動ラ五(四)]《古く「けとる」とも》 1 (多く「けどられる」の形で用いる)その場の雰囲気や相手のようすなどから、事情を感じ取る。感づく。「二人の関係を—・られないように振る舞う」 2 魂を奪...
け‐にく・し【気憎し】
[形ク] 1 なんとなく憎らしい。「寄りて傍に伏すに、女、—・くも驚かず」〈宇治拾遺・九〉 2 そっけない。愛想がない。「然(さ)やは—・く仰せ言を映えなうもてなすべき」〈枕・二三〉 3 気詰ま...
け‐のぼ・る【気上る】
[動ラ四]のぼせる。上気する。「—・りて苦しき病あれば」〈読・雨月・蛇性の婬〉
け‐はい【気配】
《古くは「けわい」。「けはい」は、当て字「気配」に引かれた読み》 1 はっきりとは見えないが、漠然と感じられるようす。「秋の—」「好転の—がみえる」→けわい 2 取引で、市場の景気や相場の状態。...
けはい‐ね【気配値】
証券取引市場で、売り方・買い方の希望する値段。店頭取引で債券売買の参考値段とする。けはいち。
けひ‐じんぐう【気比神宮】
福井県敦賀(つるが)市にある神社。旧官幣大社。祭神は、伊奢沙別命(いざさわけのみこと)(気比大神)ほか六神。天保2年(1831)建造の大鳥居は重要文化財。越前国一の宮。
けひ‐の‐まつばら【気比の松原】
福井県敦賀(つるが)市、敦賀湾岸の松原。白砂青松の景勝地。
け‐びらい【気振い】
気配。ようす。また、そぶり。けぶり。「文の面(おもて)を見れば其様(そんな)—は露程もなく」〈二葉亭・浮雲〉
け‐ぶらい【気振らひ】
「気振り」に同じ。「身どもが本名—でも知らされぬ大事の所」〈浄・伊賀越〉