む‐ひょう【霧氷】
気温が氷点下のとき、樹木や地物に、空気中の水蒸気や過冷却の水滴が吹きつけられて昇華または凍結してできる氷。生じ方により樹霜・樹氷・粗氷に分けられる。《季 冬》
もえる‐こおり【燃える氷】
《氷状の物質で燃えるところから》メタンハイドレートのことをいう。
ゆう‐ごおり【夕氷】
夕方、水が凍ること。また、その氷。
よしの‐ごおり【吉野氷】
吉野葛(よしのくず)に砂糖を加え、煮詰めて固めた菓子。白くて氷に似る。
ら‐ひょう【裸氷】
氷床や棚氷の上に積雪も砂や砂利もない状態。強風などで表面が削られてむき出しになった氷を指す。
ラルセン‐たなごおり【ラルセン棚氷】
《Larsen Ice Shelf》⇒ラーセン棚氷
ラーセン‐たなごおり【ラーセン棚氷】
《Larsen Ice Shelf》南極大陸の南極半島東岸に張り出した棚氷。ウェッデル海の北西部に位置し、大きく三つの棚氷で構成される。1995年と2002年にそのうち二つの棚氷で大規模な崩壊が...
りゅう‐ひょう【流氷】
寒帯地方で氷結した海水が風や波のために砕かれて氷塊となり、凍っていない海へ漂流してくるもの。北海道のオホーツク海沿岸では1月中旬〜4月中旬ごろ見られる。《季 春》「—や宗谷の門波(となみ)荒れや...
ロス‐たなごおり【ロス棚氷】
《Ross Ice Shelf》南極のロス海南部を占める棚氷。南緯77〜85度に位置する。面積約53万平方キロメートル、氷の厚さ300〜700メートル。南極最大の棚氷であり、フランス本土とほぼ同...
ロンネ‐たなごおり【ロンネ棚氷】
《Ronne Ice Shelf》南極のウェッデル海に張り出した棚氷。南緯78度30分、西経61度を中心とする。バークナー島を境に、東側がフィルヒナー棚氷、西側がロンネ棚氷であり、二つ併せてフィ...