あせ【汗】
1 皮膚の汗腺(かんせん)から分泌される液。水と、微量の食塩・尿素などからなり、皮膚の乾燥を防ぎ、また、体温の調節をする。興奮・恐怖などの精神的影響からも手のひらや足の裏などに分泌する。「—が吹...
あせ‐かき【汗掻き】
普通の人よりも汗の多く出る体質。また、その人。あせっかき。
あせ‐くさ・い【汗臭い】
[形][文]あせくさ・し[形ク]からだや衣服などが、汗でいやなにおいがする。「—・いシャツ」
あせ‐しずく【汗雫】
汗がしずくのように滴り落ちること。また、その汗。
あせ‐しらず【汗知らず】
汗を吸収させ乾燥させるために用いる微粉末の散布薬。天花粉(てんかふん)・ベビーパウダー・シッカロールなど。もと商標名。《季 夏》「—打つや青々子の臀(いしき)/東洋城」
あせ‐じみ【汗染み】
衣服についた汗のあと。汗による衣服の汚れ。
あせ‐じ・みる【汗染みる】
[動マ上一][文]あせじ・む[マ上二] 1 汗で肌がじっとりとする。汗にぬれる。汗ばむ。「わきの下が—・みる」 2 汗が衣服などに染みる。衣服が汗で汚れる。「—・みた作業衣」
あせ‐ジュバン【汗ジュバン】
汗が着物に染み通らないように着る肌着。汗取り。あせジバン。→ジュバン
あせ・する【汗する】
[動サ変][文]あせ・す[サ変]汗をかく。懸命に努力することなどにいう。「額に—・して働く」「彼は満身に—・して居た」〈長塚・土〉
あせ‐だく【汗だく】
[形動]《「汗だくだく」の略》汗があとからあとから流れるさま。汗びっしょりのさま。汗まみれ。「—になって駆けつけた」