えどめいしょき【江戸名所記】
江戸の絵入り地誌で最古のもの。7巻。著者は浅井了意。寛文2年(1662)刊。江戸を代表する名所・神社・仏閣などについて、その沿革や伝説・縁起などを記す。
えどめいしょずえ【江戸名所図会】
絵入りの江戸地誌。7巻20冊。斎藤幸雄・幸孝・幸成の親子3代で完成。長谷川雪旦画。天保5〜7年(1834〜36)刊。江戸とその近郊の神社・仏閣・名所・旧跡の由来や故事などを説明したもの。
えど‐もとゆい【江戸元結】
《江戸で作りはじめたところから》元結のこと。「渡世に—の賃びねりして」〈浮・置土産・一〉
えど‐やさい【江戸野菜】
江戸時代ごろから、江戸とその周辺で栽培されてきた品種。ウド・コマツナ・練馬ダイコンなど。
えど‐わずらい【江戸煩ひ】
《江戸の風土病とみられたところから》脚気(かっけ)のこと。
え‐の‐しま【江の島】
神奈川県藤沢市、片瀬川河口にある陸繋島(りくけいとう)。海食洞の稚児ヶ淵(ちごがふち)や江島神社(弁財天)がある。鎌倉時代からの行楽地。
(江島)謡曲。脇能物。観世流。観世弥次郎長俊作。勅使...
えばら‐そろく【江原素六】
[1842〜1922]教育家・政治家・宗教家。江戸の生まれ。キリスト教徒で、麻布(あざぶ)中学校を設立。衆議院議員、のち勅選議員。立憲政友会に重きをなし、終始教育問題に活躍。
え‐ぶな【江鮒】
ボラの幼魚のこと。上方でいう。
えぶりまんしのゆうがなせいかつ【江分利満氏の優雅な生活】
山口瞳の小説。高度経済成長期のサラリーマンの姿をコミカルに描く。昭和36年(1961)より発表。昭和37年(1962)、第48回直木賞受賞。昭和38年(1963)、岡本喜八監督により映画化。
えべつ【江別】
北海道、石狩平野中部の市。明治11年(1878)屯田兵の入植・開拓に始まる。製紙工業・酪農が盛ん。札幌に接し、住宅地・文教地区。人口12.4万(2010)。