くつ【靴/履/沓/鞋/舃】
足を覆うように作った履物の総称。革・人造皮革・ゴム・ビニール・布などを材料とし、用途に応じて種々のものがある。古くは、烏皮(くりかわ)の履・浅沓(あさぐつ)・糸鞋(しがい)・麻沓(おぐつ)・錦鞋...
くつ‐いし【沓石】
礎石の上、柱や縁の束柱(つかばしら)の下に据える石。根石(ねいし)。礎盤(そばん)。
くつかけ【沓掛】
長野県東部、軽井沢町中軽井沢の旧称。もと中山道の宿駅。
くつかけ‐おんせん【沓掛温泉】
長野県中部、小県(ちいさがた)郡青木村にある温泉。泉質は単純温泉・硫黄泉。
くつかけときじろう【沓掛時次郎】
長谷川伸の戯曲。3幕。昭和3年(1928)、「騒人」誌に発表。同年12月、帝国劇場にて初演。歌舞伎や映画化作品もある。
くつかけときじろうゆうきょういっぴき【沓掛時次郎遊侠一匹】
加藤泰監督による映画の題名。昭和41年(1966)公開。股旅物。出演、中村錦之助、池内淳子ほか。
くつ‐かぶり【沓冠】
1 和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を各句の初めと終わりに1字ずつ詠み込んだもの。栄花物語に、「合(あ)はせ薫物(たきもの)すこし」を詠み込んだ「あふさかも、はてはゆききの、せきもゐず...
くつ‐かむり【沓冠】
⇒くつかぶり(沓冠)
くつ‐がた【沓形/鴟尾】
⇒鴟尾(しび)
くつ‐きり【沓切り】
「足半(あしなか)」に同じ。「猿の皮の足袋に、—はきなして」〈宇治拾遺・一一〉