もん‐ちゅう【門中】
沖縄で、父系の同族集団。地域内の連係が強く、門中墓とよばれる共同の墓を持っていて、祖先祭りを重視する。
やえやま‐しょとう【八重山諸島】
沖縄県南西部の諸島。石垣島・西表(いりおもて)島・与那国島などからなり、サトウキビ・パイナップルを産する。宮古諸島・尖閣諸島とともに先島諸島をなす。八重山列島。
やえやま‐じしん【八重山地震】
明和8年(1771)4月24日、石垣島の南南東沖を震源として発生した地震。マグニチュードは推定7.4。石垣島を中心に、津波による被害を受けた。溺死者は約1万2000人。家屋流出約2000戸。
やえやま‐じょうふ【八重山上布】
沖縄県八重山地方の、主に石垣島で産する麻織物。赤茶色の植物染料で白地に絣(かすり)模様を摺(す)り込み染めにしたもの。かつては薩摩(さつま)上布とよばれた。
やお‐か【八百日】
多くの日数。「—行く浜の沙(まなご)も我(あ)が恋にあにまさらじか沖つ島守」〈万・五九六〉
やく‐みず【厄水】
赤潮の一。珪藻(けいそう)の異常増殖により、沿岸海域が緑褐色に濁るもの。晩冬から初春にかけ、三陸沖の親潮で発生。悪臭があり、魚が寄りつかず、漁業の妨げとなる。
ヤサワ‐しょとう【ヤサワ諸島】
《Yasawa》フィジー諸島、ビチレブ島北西沖に位置する諸島。北東から南西にかけて80キロメートルにわたって並び、六つの火山島と周辺の小島群からなる。最大の島はナビティ島。タートルアイランドの名...
やし‐がに【椰子蟹】
オカヤドカリ科の甲殻類。甲は心臓形で、甲長12センチにも達し、ヤドカリであるが貝殻に入らない。体色は青褐色で、はさみは大きい。沖縄以南の海岸近くの林にすみ、夜行性で落ちているヤシの実などの果実を...
やつはし‐りゅう【八橋流】
箏曲の流派の一。天和・貞享(1681〜1688)のころ、八橋検校が筑紫流箏曲を基礎にして創始。八橋の孫弟子の生田検校が、生田流を創始して以来衰微した。大阪・信州松代(まつしろ)・沖縄にその芸系の...
や‐びじ【八重干瀬】
沖縄県池間島の北方に分布する珊瑚礁(さんごしょう)群。大潮の際に海上に現れる部分は、最大で15平方キロメートルにもなる。やびし。やえびし。