あがり‐もの【上がり物】
1 神仏への供え物。 2 飲食物を丁寧にいう語。召し上がり物。 3 田畑などから収穫した物。 4 家賃・地代などの収入。「貸長屋の百軒も持ちて、—ばかりに」〈一葉・大つごもり〉 5 官公庁に没収...
あがり‐やしき【上がり屋敷】
江戸時代、犯罪などにより幕府または藩に没収された屋敷。
あげ‐ち【上知/上地】
江戸時代、幕府や藩が知行(ちぎょう)地を没収すること。また、その土地。あがり地。じょうち。
いやく‐てつけ【違約手付(け)】
契約の際に手付けを交付した者が契約を履行しないとき、手付けを受けた者が没収できる手付け。
うつのみや‐そうどう【宇都宮騒動】
元和8年(1622)宇都宮城主本多正純(ほんだまさずみ)が、幕府の許可なく本丸の石垣を修築したことなどを理由に領地を没収された事件。徳川秀忠殺害を企てた宇都宮城内の釣り天井が発覚したためというう...
えん‐とう【遠島】
1 陸地から遠く離れている島。 2 江戸時代の刑罰の一。財産を没収したうえ、伊豆七島・隠岐(おき)・壱岐(いき)などの島へ送る刑。追放より重く、死罪より軽い。島流し。
おう‐しゅう【押収】
[名](スル)裁判所や捜査機関が証拠物または没収すべき物を占有・確保すること。また、そのための強制処分。「証拠品を—する」
かい‐えき【改易】
[名](スル) 1 改めかえること。更新すること。 2 中世、罪科などによって所領・所職・役職を取り上げること。 3 江戸時代、士分以上に科した刑罰。武士の身分を剝奪(はくだつ)し、領地・家屋敷...
かたな‐がり【刀狩(り)】
武士以外の者が持っている刀・槍などの武器を没収すること。天正16年(1588)豊臣秀吉による刀狩り令が有名。これによって兵農分離を行い、近世封建体制の基礎をつくった。
かん‐ぼつ【官没】
個人の所有物を国家に帰属させる行政処分。没収。