もっ‐とう【没倒】
1 滅ぼし倒すこと。「九院を—し、衆徒を追ひ出して」〈太平記・一八〉 2 没収して横領すること。「権門勢家の庄領を—し」〈平家・一〉
もつ【没】
⇒ぼつ
もつ‐ご【没後】
「ぼつご(没後)」に同じ。「清房が—をも弔ひ」〈盛衰記・一一〉
もつ‐にゅう【没入】
[名](スル)⇒ぼつにゅう(没入)
もつ‐やく【没薬】
熱帯産のカンラン科の低木コミフォラからとれるゴム樹脂。堅い塊状をなし、黄黒色で臭気が強い。エジプトでミイラ製造の防腐剤や薫香料に用いた。痛み止めや健胃薬・うがい薬などに利用される。ミルラ。
わからず‐や【分(か)らず屋】
物事の道理がわからないこと。わかろうとしないこと。また、その人。「—に手をやく」 [補説]「没分暁漢」とも当てて書く。