ゆう‐しょく【油色】
彩色画や金銀泥絵などの上に透明な油を塗り、表面を保護し、また光沢を出す技法。中央アジア、中国唐代に盛行。日本には奈良時代に伝えられ、密陀絵はその代表的例。
ゆう‐ぜん【油然】
[ト・タル][文][形動タリ]盛んにわき起こるさま。また、心に浮かぶさま。「—と雲がわきたつ」「—として詩情がわく」
ゆ‐えん【油煙】
1 鉱物油・松やに・油脂・ベンゼンなどが不完全燃焼して発生する微細な炭素粉。インク・墨などの原料になる。 2 「油煙墨」の略。
ゆえん‐がた【油煙形】
炎の形に似た曲線を組み合わせた、上端のとがったアーチの形。欄間・塀などの穴の形として用いられる。
ゆえん‐ずみ【油煙墨】
油煙を膠(にかわ)で固めてつくった墨。掃墨(はいずみ)。→松煙墨
ゆえん‐ひげ【油煙髭】
油煙で描いたひげ。近世、武家の奴(やっこ)などが行った。
ゆ‐おん【油温】
食用油やエンジンオイルなどの温度。「—計」
ゆ‐か【油価】
原油または石油の価格。「—下落」
ゆ‐けつがん【油頁岩】
⇒オイルシェール
ゆ‐さ【油砂】
⇒オイルサンド