ゆいしき‐え【唯識会】
唯識論を講讃する法会。奈良の春日(かすが)神社で行われた。唯識講。
ゆいま‐え【維摩会】
維摩経を講ずる法会。10月10日から7日間、奈良の興福寺で行われる。維摩講。《季 冬》「—にまゐりて俳諧尊者かな/鬼城」
りっ‐しゃ【竪者/立者】
《「りつ」は「竪」を習慣的に読んだもの》仏語。 1 法会の竪義(りゅうぎ)のとき、義を立てて質問に答える僧。 2 因明(いんみょう)で、義を立てる主張者。りゅうしゃ。
りゅう‐ぎ【竪義/立義】
法会に際し、学僧を試験するために行われた問答論議の儀式。探題(たんだい)が問題を出し、問者(もんじゃ)が難詰し、試験を受ける竪者(りっしゃ)がこれに答え、全体の事務を会行事(えぎょうじ)が行う。
りゅうげ‐え【竜華会】
1 滋賀県大津の園城寺(おんじょうじ)で、弥勒菩薩(みろくぼさつ)を本尊として修する法会。 2 灌仏会(かんぶつえ)の異称。 3 「竜華三会(さんえ)」に同じ。
りょうかい‐じょうやく【領海条約】
《「領海及び接続水域に関する条約」の略称》1958年の第1次国連海洋法会議で採択されたジュネーブ海洋法4条約の一つ。領海・無害通航権・接続水域について規定。1964年発効。52か国が批准。 [補...
るい‐しち【累七】
人の死後49日まで、7日ごとに追善供養すること。また、その法会。
れんげ‐え【蓮華会】
1 奈良の当麻(たいま)寺で7月22日の夕に修する法会。 2 山伏が修行を終えて山を出る際の行事。吉野の金峰山寺のものや鞍馬(くらま)寺の竹切祭が知られる。《季 夏》
ろうはち‐え【臘八会】
釈迦の成道(じょうどう)の日を記念して陰暦12月8日に行われる法会。成道会。《季 冬》「襷(たすき)して走る典座(てんぞ)や—/青畝」
ろく‐しゅ【六種】
六つの種類。特に、仏教では、仏が説法するときに現れる六つの瑞相や、法会のとき、仏前に供える六つの供物をいう。