ごにち‐じゅうざ【五日十座】
朝夕二座ずつ5日間にわたって行われる法華十講のこと。法華経8巻とその開経の無量義経、結経の観普賢経の2巻を講ずる法会(ほうえ)。
さい‐え【斎会】
1 僧尼を招いて斎食(さいじき)を施す法会。 2 神を祀る儀式。御斎会(ごさいえ)。
さいしょう‐え【最勝会】
国家の平安を祈って行われる、金光明(こんこうみょう)最勝王経を講ずる法会。薬師寺では、3月7日から7日間行われる。
さいしょう‐こう【最勝講】
毎年5月、吉日を選んで5日間、宮中の清涼殿で行われた法会。東大寺・興福寺・延暦寺・園城寺の高僧を召して、金光明(こんこうみょう)最勝王経全10巻を朝夕二座、1巻ずつ講じさせて、天下太平・国家安穏...
さくら‐え【桜会】
平安・鎌倉時代に、桜の花の咲くころに営まれた法会。その後に観桜の宴が開かれた。京都の醍醐寺(だいごじ)や賀茂神社で行われたものが有名。
さるがく‐ざ【猿楽座】
特定の社寺の神事や法会に猿楽を奉仕し、興行の独占権を与えられた猿楽師の専業団体。中世初期に発生、大和・丹波・近江(おうみ)・伊勢・宇治などで形成された。現行の能は、主に大和の猿楽座の流れをくむ。...
さん‐え【三会】
《連声(れんじょう)で「さんね」とも》仏語。 1 仏が成道(じょうどう)後に、衆生済度(しゅじょうさいど)のために行う3回にわたる説法。 2 弥勒菩薩(みろくぼさつ)が釈迦(しゃか)入滅の56億...
さんげ‐し【散華師】
法会のとき、散華する役の僧。散華僧。
さん‐しゅ【讃衆】
法会などの席で讃を唱える僧。
さんじっ‐こう【三十講】
法華経二十八品(ほん)に開経の無量義経と結経の観普賢経を加えた30巻を、1日に1巻ずつ、または朝夕に1巻ずつ講ずる法会。