とう‐じょ【東序】
禅宗で、法要儀礼の際に、法堂(はっとう)・仏殿の東側に並ぶ者。都寺(つうす)・監寺(かんす)・副寺(ふうす)などの六知事のこと。⇔西序(せいじょ)。
としみ【落忌】
《「おとしいみ」の略》精進の期間や法要を終えたあとの宴。精進落ち。「御—のこと、楽人舞人の定めなどを御心に入れて」〈源・少女〉
とむらい‐あげ【弔い上げ】
法要を営む最終の年忌。三十三回忌または五十回忌とする所が多い。これ以後、年忌供養を営まない。問い切り。
とり‐こ・す【取(り)越す】
[動サ五(四)] 1 期日を繰り上げて事を行う。「—・して法要を営む」 2 先のことをあれこれ考える。予測する。「此分なら、と文三は—・して安心をして」〈二葉亭・浮雲〉
どう‐しゅ【堂衆】
《「どうじゅ」とも》 1 学僧に仕えていた童子で、出家得度した者。どうしゅう。 2 天台宗教団での下級の僧で、寺院の諸堂に分属して雑役に従事した者。どうしゅう。 3 真宗の本山や別院で法要を勤め...
ど‐ら【銅鑼】
打楽器の一。青銅などでできた金属製円盤を枠につるし、ばちで打ち鳴らす。仏教の法要、民俗芸能の囃子(はやし)、歌舞伎下座音楽、出帆の合図などに広く用いられる。ゴング。 [補説]書名別項。→銅鑼
なな‐なぬか【七七日】
人の死後49日目。四十九日(しじゅうくにち)。七巡(ななめぐ)り。しちしちにち。なななのか。「—の法要」
ねん‐き【年忌】
死後、毎年巡りくる祥月命日(しょうつきめいにち)。また、その日に行う法要。その数をかぞえるのにも用いる。回忌。年回。「—を営む」「亡父の七—」
のち‐の‐こと【後の事】
1 行く末のこと。また、死後のこと。 2 葬式や法要などの、死者をとむらう作法。のちのわざ。「命尽きぬと聞こし召すとも、—思し営むな」〈源・松風〉 3 後産(あとざん)。のちのもの。「程なく生ま...
はくおう‐き【白桜忌】
与謝野晶子の忌日。5月29日。大阪府堺市の覚応寺で法要が行われる。