なみ‐しぶき【波繁吹き/波飛沫】
波がくだけて散る水滴。
なみ‐じ【波路/浪路】
船の通う道筋。ふなじ。
なみ‐せん【波銭/浪銭】
江戸時代に鋳造された銭で、裏に波形の紋様のあるもの。寛永通宝四文銭・文久永宝のこと。四文銭。
なみ‐だいもく【波題目】
日蓮が佐渡流罪のとき、海面に南無妙法蓮華経の題目を書いて高波を静め、難破するのを救ったという故事。
なみ‐ダッシュ【波ダッシュ】
⇒波形2
なみ‐だ・つ【波立つ】
[動タ五(四)] 1 波が立つ。波が起こる。また、波のように起伏する。「湖面が—・つ」 2 争いごとが起きて、騒がしくなる。「周囲が—・つ」 3 心が動揺する。「不安に胸が—・つ」
なみ‐ダーシ【波ダーシ】
⇒波形2
波(なみ)に乗(の)・る
時勢に合って栄える。時流に乗る。また、調子に乗る。「好況の—・る」
波(なみ)にも磯(いそ)にもつかぬ心地(ここち)
どっちつかずの、落ち着かない気持ち。「なまじいに一門には離れ給ひぬ、—ぞせられける」〈平家・七〉
なみ‐ぬの【波布/浪布】
歌舞伎の大道具の一。波の絵を描いた地がすりで、舞台や花道に敷いて海・川などの水面を表す。