泣(な)いて馬謖(ばしょく)を斬(き)る
《中国の三国時代、蜀(しょく)の諸葛孔明(しょかつこうめい)は日ごろ重用していた臣下の馬謖が命に従わず魏に大敗したために、泣いて斬罪に処したという「蜀志」馬謖伝の故事から》規律を保つためには、た...
泣(な)いても笑(わら)っても
どのようにしてみても。物事が最後の段階にきていることのたとえ。「—卒業まであと一週間だ」
なかさ◦れる【泣かされる】
[連語] 1 苦しめられたり困らせられたりする。ひどい目にあわされる。「数学にはさんざん—◦れた」 2 涙が出るほどひどく感動させられる。「—◦れるシーンだね」
なか・す【泣かす】
[動サ五(四)]「泣かせる」に同じ。「よく弟を—・した」「—・すエピソード」 [動サ下二]「なかせる」の文語形。
なかせ【泣かせ】
[語素]人の意を表す名詞の下に付いて、その人をひどく困らせること、また、そのような人の意を表す。「親—」「医者—」
なか・せる【泣かせる】
[動サ下一][文]なか・す[サ下二] 1 泣くようにさせる。「泣きたいだけ—・せる」 2 ひどい仕打ちをして、泣きたくなるほど苦しめる。「親を—・せるようなことはするな」 3 泣きたくなるほどの...
なき【泣き】
泣くこと。また、泣きたいほどつらいこと。「—の涙」「うれし—」「うそ—」「すすり—」
なき‐あか・す【泣(き)明かす】
[動サ五(四)]一晩中泣いて夜を明かす。また、ずっと泣いて過ごす。「遺体にすがって—・す」「三日間—・す」
なきあま【泣尼】
狂言。説法を頼まれた僧が、泣尼と異名をとる老尼を法事に雇い泣かせようとするが、法談の最中に居眠りをしてしまい、あげくに布施の取り分で僧と争う。
なき‐い・る【泣(き)入る】
[動ラ五(四)]激しく泣く。また、泣き悲しむ。「お師匠様は道に倒れて—・られましたよ」〈倉田・出家とその弟子〉