明鏡(めいきょう)も裏(うら)を照(て)らさず
賢明な人にも注意が行き届かないところがあるというたとえ。
目(め)が届(とど)・く
注意や監督が行き渡る。「細かい点まで—・く」「組織の末端にまで—・く」
目(め)が留(と)ま・る
多くの中で、特にあるものに注意が向く。「机の上の写真に—・る」
め‐くばり【目配り】
[名](スル)いろいろな所に注意を行き届かせること。「周りにも怠りなく—する」
目(め)の鞘(さや)を外(はず)・す
注意してよく見る。「梶を取るが引舟、目の鞘外すが遣手の役」〈浄・反魂香〉
目(め)を掛(か)・ける
1 ひいきにする。目に掛ける。「社長に—・けられる」 2 注意して見入る。「散りかかる花の梢に—・けて日も暮れにけり志賀の山越え」〈丹後守為忠百首〉
目(め)を配(くば)・る
注意してあちこちを見る。「周囲に—・る」
目(め)を注(そそ)・ぐ
注意して見る。注目する。「有望新人に—・ぐ」
目(め)を立(た)・てる
1 のこぎり・やすりなどの磨滅して鈍くなった目をといで鋭くする。 2 編み物で、編み始めの目をつくる。 3 注意して見る。「若やかなる殿上人などは—・てて気色ばむ」〈源・蛍〉
目(め)を付(つ)・ける
特別な注意を向ける。「前々から—・けていた店」「騒いで先生に—・けられる」