ひょう‐どう【氷洞】
一年中、氷が溶けない洞窟。ふつう、寒冷地や冷涼地の溶岩洞や鍾乳洞にみられるものをさすが、氷河内のトンネル状の構造をいう場合もある。氷穴。
ふう‐どう【風洞】
人工的に空気の流れをつくるためのトンネル形の装置。航空機・自動車・橋梁などが気流から受ける影響の実験などに用いる。
ふうれん‐しょうにゅうどう【風連鍾乳洞】
大分県南東部、臼杵(うすき)市野津(のつ)町泊(とまり)にある鍾乳洞。新旧二つの洞があり、渓谷に臨む旧洞の長さは約500メートル、新洞は旧洞より約100メートルの高所にあり長さ82メートル。洞内...
へいかく‐くうどう【閉殻空洞】
多面体様だが、面が無く、辺だけで構成された立体構造。フラーレンやオープンセル1などに見られる。
ほら【洞】
がけ・岩・大木などにできた、中のうつろな穴。ほらあな。「木の—」
ほら‐ほら【洞洞】
[副]中がうつろで広いさま。「内は—、外(と)はすぶすぶ」〈記・上〉
ぼんぼり【雪洞】
1 灯をともす部分の周囲に紙または絹張りのおおいをつけた手燭(てしょく)・燭台。また、柄と台座をつけた小さい行灯(あんどん)。せっとう。 2 茶炉などに用いる、紙張りのおおい。せっとう。 3 近...
ポストイナ‐しょうにゅうどう【ポストイナ鍾乳洞】
《Postojnska jama》スロベニア南西部の町ポストイナにある鍾乳洞。全長約22キロメートルというヨーロッパ最大級の鍾乳洞として知られる。一部、トロッコ電車で見学できるほか、1万人を収容...
まき‐どう【満奇洞】
岡山県中西部、カルスト台地の阿哲台にある鍾乳洞。洞口の高さ4メートル、幅1.5メートル、洞内の総延長約450メートル、最大幅25メートル。中に「夢の宮殿」と呼ばれる地底湖がある。県指定天然記念物...
みどり‐の‐ほら【緑の洞】
《仙人が住む洞の意から》上皇の御所。霞(かすみ)の洞。仙洞(せんとう)。「—、花香ばしきあした」〈新古今・仮名序〉