かしま‐ながし【鹿島流し】
北関東から東北地方にかけて行われる神送りの一種。疫病や災難が村に起こると、人形をつくり、それに悪神を封じ込めて舟に乗せ、海や川に流す。
かせ‐がわ【加勢川】
熊本県中部を流れる緑川水系の一級河川。熊本市にある水前寺公園の湧水を源とし、江津湖を経て、嘉島町との境を流れ、緑川本流と合流する。
かぜのかみ‐おくり【風の神送り】
江戸時代の風習で、風邪が流行したとき、風邪の疫病神に見立てたわら人形を作り、鉦(かね)や太鼓ではやしたてながら隣の町・村に送り出したり、川に流すなどしたもの。
かた‐しろ【形代】
1 祭りのとき、神霊の代わりとして置くもの。人形(ひとがた)。 2 陰陽師(おんようじ)・神主などが祓(はら)えや祈祷(きとう)のとき、人間の身代わりとした人形。多く紙製で、これに罪・けがれ・災...
かたじけ‐なみだ【忝涙】
《「かたじけなし」の「なし」を「なみだ」に掛けた語》かたじけなく思い流す涙。ありがた涙。「情けにお庄が—」〈浄・歌祭文〉
か‐だいじょうみゃく【下大静脈】
腰椎下端部で左右の下肢の静脈が合流するところに始まり、さらに腎静脈・肝静脈などから血液を受け入れ、右心房に送るまでの静脈の本幹。
かつげ‐がわ【葛下川】
奈良県北西部を流れる川。大和川支流の一。金剛山地北部の二上(にじょう)山(標高517メートル)付近に源を発して北流し、奈良盆地南部の水田地帯をうるおし、北葛城(かつらぎ)郡王寺(おうじ)町で大和...
かつしか【葛飾】
もと下総(しもうさ)国の郡名。江戸時代には下総国と武蔵国の郡名。今の千葉・埼玉・東京にまたがる地域。 東京都北東部の区名。荒川放水路と江戸川に挟まれ、中川が貫流する。工業・住宅地。人口44....
かつらぎ‐がわ【葛城川】
奈良県北西部を流れる川。大和川水系の一。金剛山地の金剛(こんごう)山東斜面に源を発して北東流し、奈良盆地中西部の田園地帯をうるおし北葛城(かつらぎ)郡広陵町北部で大和川支流の曽我(そが)川に合流...
か‐とう【河東】
1 川の東方。特に、江戸では隅田川の東の深川の遊里、京都では鴨川の東の祇園(ぎおん)の遊里をさした。 2 「河東節」の略。 中国で、南流する黄河の東側一帯。主に山西省南西部をいう。