おおよど【大淀】
大阪市の旧区名。平成元年(1989)北区に合併。 三重県多気郡明和町大淀(おいず)の古名。北側の浜を大淀の浦といった。[歌枕]「—の浜のまさごを君が代の数にとれとや浪も寄すらん」〈風雅・賀〉
遅牛(おそうし)も淀(よど)早牛(はやうし)も淀(よど)
京を出発した牛は、歩みが遅くても速くても、結局、淀に着くことに変わりはない。ものに遅速はあっても、結果においては同じであることのたとえ。
かわ‐よど【川淀】
川の水のよどんでいる所。
早牛(はやうし)も淀(よど)遅牛(おそうし)も淀(よど)
⇒遅牛も淀早牛も淀
よど【淀/澱】
1 水の流れが滞ること。また、その所。よどみ。 2 軒先の広小舞(ひろこまい)の上にある横木。淀貫(よどぬき)。
よど【淀】
京都市伏見区南西部の地名。宇治川・桂川・木津川の合流点近くにあり、淀川舟運の河港として栄えた。江戸時代は松平・稲葉氏の城下町。