やま‐おく【山奥】
山の奥。山の奥深い所。
やま‐おだまき【山苧環】
キンポウゲ科の多年草。山地に生え、高さ30〜50センチ。茎は紫褐色を帯び、葉は深い切れ込みのある小葉からなる複葉。6月ごろ、花を下向きに開き、萼(がく)は紫褐色、花びらは黄色で距(きょ)が長い。
やま‐ふところ【山懐】
山々に囲まれた奥深い土地。「—にいだかれた村」
ゆう【幽】
[常用漢字] [音]ユウ(イウ)(漢) [訓]かすか 1 暗くて見えない。かすか。「幽暗・幽明」 2 奥深い。「幽遠・幽艶(ゆうえん)・幽玄・幽邃(ゆうすい)」 3 世間から離れてひっそりしてい...
ゆう‐が【幽雅】
[名・形動]上品で深い趣があること。また、そのさま。「平安の都には—の山河いと多く」〈田口・日本開化小史〉
ゆう‐けい【幽径】
奥深い静かなこみち。
ゆう‐げん【幽玄】
[名・形動]《「幽」はかすか、「玄」は奥深い道理の意》 1 物事の趣が奥深くはかりしれないこと。また、そのさま。「—の美」「—な(の)世界」 2 趣きが深く、高尚で優美なこと。また、そのさま。「...
ゆうげん‐たい【幽玄体】
言外に奥深い情趣・余情のある歌体。幽玄様。
ゆう‐こく【幽谷】
奥深い静かな谷。「深山—」
ゆう‐しゅう【幽愁】
深い悲しみや嘆き。「全体の表情に言われぬ—の趣を帯びさせている」〈荷風・二人妻〉