ゆう【幽】
[常用漢字] [音]ユウ(イウ)(漢) [訓]かすか 1 暗くて見えない。かすか。「幽暗・幽明」 2 奥深い。「幽遠・幽艶(ゆうえん)・幽玄・幽邃(ゆうすい)」 3 世間から離れてひっそりしてい...
ゆう‐が【幽雅】
[名・形動]上品で深い趣があること。また、そのさま。「平安の都には—の山河いと多く」〈田口・日本開化小史〉
ゆう‐けい【幽径】
奥深い静かなこみち。
ゆう‐げん【幽玄】
[名・形動]《「幽」はかすか、「玄」は奥深い道理の意》 1 物事の趣が奥深くはかりしれないこと。また、そのさま。「—の美」「—な(の)世界」 2 趣きが深く、高尚で優美なこと。また、そのさま。「...
ゆうげん‐たい【幽玄体】
言外に奥深い情趣・余情のある歌体。幽玄様。
ゆう‐こく【幽谷】
奥深い静かな谷。「深山—」
ゆう‐しゅう【幽愁】
深い悲しみや嘆き。「全体の表情に言われぬ—の趣を帯びさせている」〈荷風・二人妻〉
ゆき‐おとこ【雪男】
ヒマラヤなど雪深い山中に住むといわれる人間に似た動物。正体は不明。
ゆき‐おろし【雪下ろし】
1 屋根の上に積もった雪をかき落とすこと。《季 冬》「—屋根をゆるがすことのあり/年尾」 2 雪とともに山から吹きおろしてくる風。《季 冬》「暁やほだ焼(た)きそへる—/暁台」 3 歌舞伎下座音...
ゆき‐ぐつ【雪沓】
雪道を歩くときに履く、深いわらぐつ。《季 冬》「—も脱がで炉辺の話かな/子規」