時代(じだい)が付(つ)・く
陶器や道具などが、年代を経たという渋い趣をもつ。時代を帯びる。「—・いた茶道具」
じゅこう‐どんす【珠光緞子】
《珠光が足利義政から拝領したものという》名物切(めいぶつぎれ)の一。縹(はなだ)色の地に、渋い萌黄(もえぎ)色で唐草と竜および宝尽くしを細かく織り出した緞子。
そこ‐びかり【底光り】
[名](スル)奥底に光がひそんでいるように見えること。また、その光。深みのある人柄・技芸などについてもいう。「磨き込まれて—する床柱」「—のする渋い芸」
で‐すぎ【出過ぎ】
出過ぎること。また、そのさま。「—な(の)渋いお茶」「—者」
ナイス【nice】
[形動]見事なさま。かっこいいさま。すてき。すばらしい。「渋い—な中年」「—プレー」「—ショット」 [感]感心して称賛するときに発する語。「—、いいボールだ」
済(な)す時(とき)の閻魔顔(えんまがお)
他人から金品を借りるときはにこにこしているが、返済するときには渋い顔をする。「借(か)る時の地蔵顔—」→借る時の地蔵顔
にが‐み【苦み/苦味】
1 苦いこと。苦い味。苦い度合い。「—の強いコーヒー」 2 不愉快な心持ち。つらい心情。「万の感情はさらりと消えて、唯—のみ残りしなり」〈蘆花・不如帰〉 3 渋さを含んでひきしまった感じのするこ...
ビット‐バレー
《(和)bit+valley》インターネット関連のベンチャー企業が集まる、東京都渋谷区とその周辺の通称。 [補説]渋谷を「渋い(bitter)谷(valley)」と解したものと情報量の単位「ビッ...
やま‐がき【山柿】
カキノキ科の落葉高木。山地に自生し、葉は広楕円形で互生。6月ごろ、黄緑色の花が咲き、果実は小さく渋い。カキの原種といわれ、台木として利用。老木の心材は黒く、調度品に用いる。