しぶかわ‐りゅう【渋川流】
柔術の一派。江戸時代、渋川伴五郎によって創始されたもの。
しぶ‐がき【渋柿】
《古くは「しぶかき」とも》実が赤く熟しても渋みの抜けない柿。さわし柿や干し柿にして食用、また、柿渋の原料とする。《季 秋》「—の滅法生りし愚かさよ/たかし」 [補説]書名別項。→渋柿
しぶ‐がみ【渋紙】
《「しぶかみ」とも》はり重ねた和紙に柿渋を塗って乾かしたもの。防寒・防水の衣類や部屋の敷物、荷物の包装などに用いる。
しぶがみ‐いろ【渋紙色】
渋紙のようなくすんだ赤色。「—の顔」
しぶ‐く・る【渋くる】
[動ラ五(四)] 1 なめらかに動かない。また、ためらう。しぶる。「此間から—・って居たが」〈風葉・青春〉 「目ガ—・ル」〈日葡〉 2 渋い味がする。「悪イ茶ヲ飲ウデ口ガ—・ル」〈日葡〉
しぶさわ【渋沢】
姓氏の一。 [補説]「渋沢」姓の人物渋沢栄一(しぶさわえいいち)渋沢敬三(しぶさわけいぞう)渋沢竜彦(しぶさわたつひこ)
しぶ‐したじ【渋下地】
漆器の素地(きじ)に柿渋を塗って下塗りとしたもの。
しぶ‐ずみ【渋墨】
柿渋に灰墨(はいずみ)をまぜ合わせた塗料。防腐剤として板塀などに塗る。
しぶ‐せん【渋扇】
「渋団扇(しぶうちわ)」に同じ。
しぶ‐せん【渋煎】
糊(のり)に柿渋をまぜて煮ること。また、その糊。