イオン‐おんど【イオン温度】
プラズマなどで、イオンのエネルギー分布に対応する温度。非平衡状態では電子温度と大きく異なる値をもつ。また、結晶においては、格子振動のエネルギーがイオン温度に相当する。
い‐りゅう【移流】
大気・海水中の水蒸気・塩分などの物質や圧力・温度・エネルギーなどの物理量が、その流れによって運ばれること。普通は、水平方向の移動をさす。
いろ‐おんど【色温度】
《color temperature》高温の物体が放射する、光の色から求める温度。黒体がそれと等しい色を出すときの絶対温度で表す。色温度が高いほど短波長の成分を含むために青味を帯び、逆に低いほど...
いろおんどへんかん‐フィルター【色温度変換フィルター】
《light balancing filter》カメラやビデオカメラのレンズに装着して用いるフィルターの一。野外における朝夕や日陰、白熱電球や蛍光灯などの光源の違いによる色温度の適切な補正に用い...
いんかせい‐えきたい【引火性液体】
消防法の別表1で危険物として第4類に分類されるもの。液体(第3石油類、第4石油類および動植物油類にあっては、1気圧において温度20度で液状であるものに限る)であって、引火の危険性を判断するための...
いんか‐てん【引火点】
可燃性の物質から発生する蒸気が火を近づけたときに発火するようになる最低温度。
いん‐のう【陰嚢】
陰茎の基部にあって、精巣(睾丸(こうがん))および精巣上体(副睾丸)を入れている袋状のもの。特殊な平滑筋層をもち、その収縮・弛緩(しかん)によって温度調節をする。ふぐり。
イーモード‐へんこう【Eモード偏光】
宇宙背景放射の電磁波に見られる偏光成分の一。宇宙の再電離で生じた電子のトムソン散乱によって生じる。宇宙背景放射のごくわずかな温度揺らぎ(密度ゆらぎ)と相関をもつ。宇宙背景放射探査機WMAPにより...
ウィーデマンフランツ‐の‐ほうそく【ウィーデマンフランツの法則】
金属の熱伝導率と電気伝導率の比は、同一温度の下では金属の種類によらず同じ値をとるという法則。1853年にドイツのG=H=ウィーデマンとR=フランツにより実験的に見出された。
ウィーン‐の‐へんいそく【ウィーンの変位則】
1893年にドイツの物理学者ウィーンが発見した、黒体からの熱放射(黒体放射)に関する法則。黒体の絶対温度をTケルビン、放射のエネルギー密度が最大になる波長をλ(ラムダ)メートルとすると、λT=0...