ゆ‐もじ【湯文字】
《女房詞から》 1 女性が入浴のときに身につけた単(ひとえ)。湯具。ゆまき。ゆかたびら。 2 女性の腰巻き。
ゆ‐もみ【湯揉み】
大きな浴槽の中の湯を、厚板などを使ってかき回し、適温にすること。草津温泉の名物。
ゆ‐や【湯屋】
1 (「斎屋」とも書く)浴場のある建物。特に、社寺などに参籠するとき、斎戒沐浴(さいかいもくよく)あるいは休息するための建物。 2 料金を取って、入浴させる所。銭湯。風呂屋。
ゆや‐じょうるり【湯屋浄瑠璃】
銭湯で浴客が浄瑠璃を語ること。また、その浄瑠璃。声が響いて実際よりうまく聞こえるところから、銭湯ぐらいでしか通用しないへたな芸にもいう。「されども—の三の切りかたりなり」〈滑・浮世風呂・前〉
ゆ‐やせ【湯痩せ】
[名](スル)過度の入浴や湯あたりなどで、からだがやせること。
ゆ‐やっこ【湯奴】
「湯豆腐(ゆどうふ)」に同じ。
湯屋(ゆや)の喧嘩(けんか)
《銭湯での喧嘩は湯水を掛け合うことから》水掛け論をしゃれていう語。
ゆ‐りょう【湯量】
温泉などで、わき出る湯の量。
ゆ‐わかし【湯沸(か)し】
湯を沸かすための器具。やかんなど。
ゆわかし‐き【湯沸(か)し器】
1 「湯沸かし」のこと。 2 「瞬間湯沸かし器」の略。