くか‐たち【探湯/誓湯/盟神探湯】
《「くがたち」「くかだち」とも》古代の裁判における真偽判定法。正邪を判断する場合、神に誓って熱湯の中に手を入れさせ、正の手はただれないが、邪の手はただれるとした。くか。
くか‐へ【探湯瓮】
《「くかべ」とも》探湯(くかたち)に用いた釜。「味白檮(あまかし)の言八十禍津日(ことやそまがつひ)の前(さき)に、—をすゑて」〈記・下〉
くぐら・せる【潜らせる】
[動サ下一][文]くぐら・す[サ下二] 1 くぐるようにする。「ひもを穴に—・せる」 2 料理で、食材を液体に短時間つける。「トマトを熱湯にさっと—・せる」
くさつ‐ぶし【草津節】
群馬県草津温泉の民謡。高温の湯を板でかき回して適温にする共同作業で歌われる作業唄。囃子詞(はやしことば)が「チョイナチョイナ」というものと「ヨホホイ」というものとの2種類がある。前者は一般には草...
くすり‐ぶろ【薬風呂】
「薬湯(くすりゆ)1」に同じ。
くすり‐ゆ【薬湯】
1 薬品や薬草を入れた浴湯。くすりぶろ。やくとう。 2 病気にきく温泉。「よろづの人の浴(あ)みける—あり」〈宇治拾遺・六〉
くず‐そうめん【葛素麺】
1 葛粉を用い、そうめんのように乾燥して仕上げたもの。ゆでたあと冷やし、糖蜜や醤油をつけて食べ、また椀種(わんだね)に用いる。《季 夏》 2 葛粉を練ってねかせたものを熱湯中にめん状に突き出して...
くず‐みず【葛水】
葛湯を冷やした飲み物。《季 夏》「—にうつりてうれし老(おい)のかほ/蕪村」
くず‐ゆ【葛湯】
葛粉に砂糖をまぜ、熱湯を注いでかきまぜた食べ物。《季 冬》「うすめても花の匂の—かな/水巴」
くせ‐なおし【癖直し】
髪を結う前に、熱湯に浸した布などで髪の癖を直すこと。