すべり‐だし【滑り出し】
1 物がすべり始めること。また、その状態。 2 物事の始め。活動の始まり。出だし。「好調な—で事業は軌道に乗る」
すべり‐だ・す【滑り出す】
[動サ五(四)] 1 すべり始める。すべるように動き始める。「列車がホームから—・す」 2 活動を始める。「新事業が—・す」
すべり・でる【滑り出る】
[動ダ下一] 1 すべるようにして外に抜け出す。「布団の外に—・でる」 2 そっと座をはずす。「こっそり起上(たちあが)って坐舗(ざしき)を—・出ようとして」〈二葉亭・浮雲〉
すべり‐どめ【滑り止め】
1 すべるのを防ぐために塗ったり取り付けたりするもの。「—のついたタイヤ」 2 受験に際し、志望の学校に入れない場合を考え、別のところを受験しておくこと。また、その学校。
すべり‐べん【滑り弁】
蒸気機関のシリンダー内にあり、蒸気の流入口・排気口をすべって往復し、開閉する弁。スライドバルブ。滑動弁。滑弁(かつべん)。
すべり‐まさつ【滑り摩擦】
物体が転がらずに他の物体の表面をすべるとき、面から受ける、すべりを妨げるように働く抵抗力。ころがり摩擦より大きい。
すべり‐よ・る【滑り寄る】
[動ラ四]すべるようにして、そっと近寄る。にじりよる。「蔭ながら—・りて聞く時もあり」〈枕・七六〉
すべり‐りょう【滑り量】
地震によって断層が動いた距離。
ぬめり【滑り】
1 ぬるぬるすること。また、ぬるぬるしたもの。「魚の—をとる」 2 のらりくらりと放蕩(ほうとう)すること。 3 連歌・俳諧などで、平凡で見所のない句。また、「きぎす」を「きじ」という類の田舎言...
ぬめり‐い・ず【滑り出づ】
[動ダ下二]すべるようにしとやかに出る。「花の立木のそのままに—・でたるごとくなり」〈浄・反魂香〉