かい【潰】
[常用漢字] [音]カイ(クヮイ)(漢) [訓]つぶす つぶれる ついえる 1 秩序ある形がくずれる。乱れ散り散りになる。「潰走・潰滅・潰乱/決潰・崩潰」 2 ただれてくずれる。「潰瘍(かいよう)」
かい‐けつ【潰決】
[名](スル)堤防などが切れて水が流出すること。決壊。「積水の—し其勢の禦ぐ可からざるに至り」〈箕作麟祥・明六雑誌七〉
かい‐さん【潰散】
[名](スル)争いやいくさに負けてちりぢりになること。「大軍の一時に—する有様も」〈鉄腸・花間鶯〉
かい‐そう【潰走】
[名](スル)戦いに惨敗して、秩序なく、逃げること。敗走。「算を乱して—する」
かい‐はい【潰敗】
[名](スル)くずれてばらばらになること。「敵軍を—させる」
かい‐ほう【壊崩/潰崩】
[名](スル)くずれこわれること。崩壊。
かい‐めつ【壊滅/潰滅】
[名](スル)すっかりだめになってしまうこと。組織などが総崩れになること。「大地震で街が—した」
かいめつのじょきょく【壊滅の序曲】
原民喜の短編小説。昭和24年(1949)、雑誌「近代文学」の1月号に発表。昭和22年(1947)に発表された「夏の花」「廃墟から」とあわせ、三部作をなす。
かい‐よう【潰瘍】
皮膚・粘膜などの表層がただれて崩れ落ち、欠損を生じた状態。
かいようせい‐だいちょうえん【潰瘍性大腸炎】
大腸の粘膜に潰瘍やびらんができる難病。直腸から結腸にかけて連続的に病変が広がり、下痢や腹痛が頻繁に起こる。炎症性腸疾患の一つで、国の指定難病に登録されている。原因として自己免疫反応の異常などが考...