あお‐すそご【青裾濃】
青色で、上の方を薄く、裾の方になるほど濃く染めたもの。
うす‐みの【薄美濃】
透けて見えるほど薄く漉(す)きあげた美濃紙。
くれない‐すそご【紅裾濃】
袿(うちき)の襲(かさね)や鎧(よろい)の威(おどし)などで、紅色を上を薄く、下に向かうにつれてしだいに濃く配色してあるもの。
こ【濃】
[接頭]名詞に付いて、そのものの色や密度などが濃いという意を表す。「—酒」「—染め」
こい‐こく【鯉濃】
《「鯉の濃漿(こくしょう)」の意》鯉を筒切りにして、味噌汁で時間をかけて煮込んだ料理。
こ‐みの【小美濃】
《小判の美濃紙(みのがみ)の意》鼻紙などにする小判の和紙。小菊(こぎく)。
こん‐すそご【紺裾濃】
鎧(よろい)の威毛(おどしげ)の一。上部を白く、下部を紺色でしだいに濃く染めたもの。
こん‐むらご【紺村濃/紺斑濃】
染め色の名。地を薄い紺色にし、所々を濃い紺色に染めたもの。こむらご。「—の直垂(ひたたれ)に」〈古活字本保元・中〉
しなの【信濃】
旧国名の一。東山道に属し、大半が現在の長野県にあたる。ごく一部(旧山口村)が岐阜県に編入された。信州。
すそ‐ご【裾濃】
同系色で、上方を淡くし、下方をしだいに濃くする染め方や織り方。甲冑(かっちゅう)の威(おどし)では、上方を白、次を黄とし、しだいに濃い色とする。