らん‐こう【乱行/濫行】
「らんぎょう(乱行)」に同じ。
らん‐さく【濫作/乱作】
[名](スル)質を考えずにむやみに多く作ること。「内容のない小説を—する」
らん‐しゅつ【濫出】
[名](スル)むやみに持ち出すこと。「有用の物を外国へ—するを禁じ」〈公議所日誌一三〉
らん‐しょう【濫觴】
《揚子江のような大河も源は觴(さかずき)を濫(うか)べるほどの細流にすぎないという「荀子」子道にみえる孔子の言葉から》物事の起こり。始まり。起源。「私(わたくし)小説の—と目される作品」
らん‐すい【濫吹】
《斉(せい)の宣王は竽(う)という笛を聞くのが好きで楽人を大ぜい集めていたが、竽を吹けない男が紛れ込み、吹いているようなまねをして俸給をもらっていたという、「韓非子」内儲説上の故事から》無能な者...
らん・する【濫する】
[動サ変][文]らん・す[サ変]みだれる。とりみだす。「窮して—・して、達して道を行って」〈漱石・坑夫〉
らん‐せい【濫製/乱製】
[名](スル)「濫造」に同じ。
らん‐そ【乱訴/濫訴】
[名](スル)むやみに訴訟を起こすこと。
らん‐ぞう【濫造/乱造】
[名](スル)質にかまわずむやみに多く造ること。濫製。「—された粗悪品が出回る」「粗製—」
らん‐どく【濫読/乱読】
[名](スル)いろいろな本を手当たりしだいに読むこと。「内外の小説を—する」